米國のブリンケン國務長官とオースティン國防長官、日本の上川陽子外相と木原稔防衛相は28日、日本で開かれた米日外務?防衛閣僚會議「2プラス2」に出席した。米日は會議後、共同聲明を発表した。

米日「2プラス2」の開催と共同聲明の発表は必然的に、地域の安全に消極的な影響を及ぼす。

まず、地域情勢の緊張を激化させる。共同聲明の発表は、米日が安全分野でシームレスな連攜をさらに実現し、米日同盟の攻撃性が高まったことを意味する。日本は規制を受けず、何はばかることなく軍備拡張でき、地域安全事業における存在感と影響力をさらに高める。米日の働きかけを受け、朝鮮半島、南中國海、臺灣海峽、東中國海などの既存の地域の重要問題が引き続き深刻化すると予想できる。

次に、「アジア版NATO」の動きが見える。米日「2プラス2」の多くの議題と共同聲明は、「日本周辺での合同軍事行動や演習など、ロシアと中國の間で日増しに拡大し挑発的な意味合いを帯びる軍事協力」「ロシアの軍需産業の基礎を支える中國」など、中國、ロシア、朝鮮への攻撃が満ちあふれている。聲明はさらに、「ロシアと朝鮮の協力深化を強く非難する」とした。米日のこの措置は、新たな陣営の対抗を生むものだ。米國は「アジア版NATO」の構想を再三否定しているが、米國及びその同盟國のアジア太平洋の安全関連の一連の行為はこの方向に邁進している。その過程において、強化を続ける米日同盟は中心的な駆動力を発揮している。

（筆者＝楊丹志?中國人民大學國家安全研究院高級研究員）

?中國網日本語版（チャイナネット）?2024年7月31日